ウッドフェンスをDIY ‐作り方‐

2023/05/26

住まい・DIY・クリーニング

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こんにちは!

道路に面した庭や、少し人目が気になる目隠しが欲しい場所ってありますよね。
そのような場所はウッドフェンスが役に立ちます。
フェンスがあれば、防犯対策や目隠しになりますので、安心感を得る事ができます。
ウッドフェンスは、初心者でも簡単にDIYで作ることができます。
事前の準備については以前の記事で詳しく紹介されていますので、ぜひ目を通していただければと思います。
記事ではウッドフェンスの作り方や必要な道具、材料の調達方法などが詳しく解説されていますので、参考になるはずです。
ウッドフェンスをDIY -デザイン選び-
ウッドフェンスをDIY -用意するもの-
初めてのDIYでも手軽に挑戦できるので、ぜひチャレンジしてみてください。

私:15mのフェンスの場合(台風にも負けないストロングタイプ)
工程表
基礎作り:2日
支柱作り:1~2日
板の準備:1~2日
板の取付:半~1日
約1週間あれば出来ます。

1~3mほどのフェンスなら2.3日程度で完成できます。

基礎作り

まずはフェンスを作る場所が決まったら、基礎になるブロックを埋める穴を掘ります。
1:基礎ブロックよりもひとまわり広く、4分の3以上埋まる深さの穴を掘ります。
2:穴の底に、基礎ブロックが沈まないように砕石を敷きます。
3:砕石の上にインスタントモルタルを敷く
4:(3)の上に基礎ブロック置き、4分の1位までモルタルで埋める

※基礎ブロックを設置する時は傾いていないか、水平器で測ります。傾いたまま設置をしてしまうと、支柱が斜めになってしまい、後の作業が大変になるばかりかフェンスが歪んでしまいます。
6:乾燥させて完了
24~48時間ほどで基礎が動かなるので基礎作りは完了です。
この基礎が乾燥する時間を使い、支柱と板の支度をすると効率的です。
1~5の方法で作ることで、雨風に負けない安定感のある基礎が作れます。
左:ガンダム  右:チキンレッグ
基礎ブロックと基礎ブロックの水平を測る場合は、鉄のアングルなど真っ直ぐな物の上に水平器を置いてください。

支柱作り

1:単管パイプ、キャップ、サドルをラッカースプレーで塗ります。
最初は赤サビ色で塗りましたが、思ったよりも明るいレンガ色だったので、パイプ、キャップ、サドル、全てこげ茶で塗りなおしました。
一色でまとめると統一感が出ますね。

組み合わせるとこうなります

支柱を基礎ブロックに取り付ける

基礎ブロックの丸穴にモルタルと支柱を入れます。
モルタルを注ぐ→支柱を差し込む→溢れたモルタルは拭くか洗い流せばOK
この時、規定量の水で用意したモルタルだと差し込みにくい為、少しだけ水を多くして混ぜます。あまりシャバシャバだと弱くなってしまうので、シュークリームのクリームをイメージした感じで作ってください。
24~48時間程でガチガチに固まります。

板を作る

板の準備は基本的に板に塗装をするだけです。
塗装をする前に「サンディング」という表面を滑らかにする研磨作業をすると、塗料が塗りやすくなったり見栄えが良くなります。
サンディングは手作業でこするのは、ほぼ不可能なので、ホームセンターでベルトサンダー、かランダムサンダーをレンタルしてください。やすりの番手は240又は400でok。面倒な場合はやらなくても良いです。
※初めから滑らか加工をしてある板材も売っていますが、低予算で作るウッドフェンスがコンセプトの場合割高になるので却下
ランダムサンダだとかなり面倒くさいので、ベルトサンダーがおすすめです。

サンディング後は塗装をします。
容器の底に塗装成分が沈んでいるので、5分ほど中身をかき混ぜて下さい
塗料は、オイルステイン又は木目が活かせる油性の塗料がおすすめです。
両方とも浸透性の塗料なので防腐効果が期待できます。
私は、カインズの木目を生かす塗料油性を使いました。
ぬりムラの防止や塗装強度を高めるために、最低2回塗ってくださいね

基礎ブロック、支柱、板が揃ったら後は取り付けるだけです。
あと少しで完成です、頑張りましょう。

板の取り付け

それぞれのパーツを組み合わせていきましょう。
1:支柱にサドルを使い縦に渡し板を取り付ける。
サドルは上中下の3か所にビスで取り付けます。
支柱に取り付けた縦の板に、隣の基礎ブロックに繋がる様に、横の板を取り付けていきます。
全ての支柱を横の板で繋げたら、横板に縦板をビスどめしていきます。
1人で作業する場合は、板を仮止めするために、作業クリップが必要です。
縦の板の間に、基準になる幅の物を挟めば簡単に等間隔で板を取り付けることができます。
私は3㎝にしましたが、程よく視線を遮り、明かりも入ってきます。
1cm~3cmなら問題ないと思います。
端から順番に板を取り付けていきます。

コツを掴んでリズムの乗ればあっという間にできます。

まとめ

低予算でウッドフェンスを作る場合、材料のロスを避けたいですよね。
事前に必要な板の長さなどを計算して無駄を減らしましょう。
できるだけ木材やパイプのカットを避ける設計を心がければ、時間と費用の無駄を減らすことができます。

もう一つ、フェンス作りで気を付けるべきは、隣家との「境界線」です。
フェンスが隣の敷地にはみ出さないように、自宅側に少し余裕をもたせると良いです。
作業前に隣人に一声かけることも忘れずにしましょう。
それだけでトラブルを回避できることもあります。

私が今回作ったフェンスは15mで材料費に約12万円かかりました。
1mあたり1万円以下で作ることができたので、コスパは高いと思います。
改善点としては、事前に計算してから材料を買いに行かなかったことです。
そのため、2度手間や3度手間になってしまいました。
特にモルタルの量がよくわからず、何回か買い足しに行って結局80Kgほど使いました。
パイプの太さを間違えてしまったのもつらかったです。

計算が得意な人に手伝ってもらうのも良いですし、支柱を一本買い忘れるなど、訳の分からないミスが多かったので、計画をチェックしてもらうのもオススメです。

最後に、返品交換に応じてくれたホームセンターさんに感謝します。
さすがカインズさんとエンチョーさんです!

建築資材の調達は実店舗で行うことをおすすめします。
失敗を恐れずにDIYに挑戦しましょう!

おまけ

既存のブロック塀にフェンスをつける場合
1:ブロックの穴の幅を図り、パイプを買ってくる
単管パイプより一回り細いパイプじゃないと入らないことが多いです。

2:モルタルを多めに注ぎ支柱を固定
クサビでパイプが動かないように固定。
ある程度動かなくなったらクサビを抜き、抜いた場所を埋めるようにモルタルを入れる
3:上記ウッドフェンスの作り方の要領で板を取り付ける。

使うパイプの太さに気を付ければいいだけなのでめちゃくちゃ簡単です。

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