【DIY】初心者でも簡単にフローリングを張り替える方法

2022/06/14

住まい・DIY・クリーニング

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こんにちは!
築数十年の我が家の床ですが、いよいよ危険になってきました。
ぱっと見は普通ですが、ところどころベコベコになっていて、いつ床が抜けてもおかしくない状態です。
ベコベコなので思いっきり踏んだら抜けます

そこで床を直すことにしたのですが、3つのプランがあります。

プランA.家を建て替える
プランB.リフォーム屋さんに頼む
プランC.自分で直す

Aのプランですが、築数十年なので建て替えも視野に入れてもいいのですが、いかんせん費用が掛かります。さらに中学、高校、大学と子供たちの教育資金も必要になってきます。
床がベコベコするくらいで建て替えなんて勿体ないし、お金もないので却下。
家にお金をかけるくらいなら子供たちに栄養のある物を食べさせてあげたいです。

Bのリフォーム屋さんに頼む案ですが、大工さんは1日あたり1人4万円ほどかかるので、材料費と人件費で15万円~30万円ほどかかります。
新築よりも断然リーズナブルですが我が家には痛い出費なのでこれも却下。

というわけで
プランCでいきます。
痛い出費は材料費だけで抑えます。
玄関部の廊下だけなので2日もあれば出来るでしょう。
さっそくホームセンターで材料を揃えます。

使用した材料

フローリング
1枚約1000円...13枚使用
大建工業:カラーフロア YX209-YC(クリアオーク:12㎜厚)
ホームセンターで取り扱われているごく一般的なフローリング材
ワックス不要で傷もつきにくい優れもの
※厚さ12㎜のフローリングならベコベコの床の上にひいても沈まないです

リフォーム框(かまち)
1本(6尺):約8,000円
住友林業クレスト株式会社:BB51RE-06HC リアルオーク柄(12㎜厚)

框とは床の間や玄関の上がり部分など、床の高さが変わるところに横にわたす化粧材、または引き戸・障子・窓に使われている周囲の枠のことです。
リフォーム框はL型になっていて既存(元々ある)框の上にかぶせる形で使います。
※玄関とつながっている廊下でなければ必要ありません


フローリングや框は、合板と無垢材がありますが、基本的に合板の方が扱いやすいです。DIYやお手入れに慣れてから無垢材に挑戦することをお勧めします。

ノコギリ
1,500円~3,000円
切り口がきれいな胴付きノコギリがおすすめ
株式会社中屋さん

木工用ボンド
500円~1,000円
チューブパックの物が使いやすいです。
ウレタンボンドが推奨されていますが、扱いやすさと接着力から、内装用木工用ボンドでじゅうぶんだと思います。
それでも床鳴りなどが心配な方は、このウレタンボンドが使いやすいのでおすすめです。
床職人 KU928C-X アプリパック
隠し釘
約300円
フローリングの仮止めや、浮いたところを貼るために必要
最後に釘の頭を飛ばすので目立ちません

フロアービス
約1,000円
フローリングを固定するのに必要です。
ネジタイプの場合は電動ドライバー
釘タイプの場合は、金づちとネイルポンチ
が必要になります。
釘タイプは抜くのが大変なのでネジタイプの方がおすすめです。

ウッドシール
約500円
セメダイン 木用 充てん材 ウッドシール ブラウン 500g チューブ SY-004
フローリングの隙間や穴を目立たなくするための道具
3㎜位までの隙間や穴はこれさえあれば何とかなります
鑿(のみ)
仕切りや段差を削り取ってフローリングを差し込む為に必要
使用するフローリングと同じ厚さ(幅)の物を使うと良い

金槌
鑿(のみ)や釘を打つために必要

ラバーハンマー(ショックレスハンマー)
フローリングや材料に傷をつけない為に使用(必須) 
 
有ると便利なもの
カンナ
框とフローリングの段差をなくす時に使います。
丸ノコ
フローリングを綺麗に早く切る事ができます
バッテリー式の125㎜の物がコンパクトで扱いやすいです
フローリングをきれいに切るためには表面を下にして切ります。(裏面が上になるように)

インパクトドライバー
ビスを打つのがすごい楽になります。
DIYの必需品

フローリングを貼る方法

今回は既存のフローリングの上から新しいフローリングを張る【重ね張り】で施工します。

重ね張りのメリットは、作業が簡単な事と古いフローリングの廃材が出ない事です。
デメリットは、フローリングの厚みによってドアが開かなくなってしまう事や、床のベコベコが直しきれない場合があることです。

事前にベコベコ部分にフローリングを置いて、沈まないか確認すると安心です。

作業手順
1.既存の床を簡単に掃き拭き掃除する。

2.玄関側から張っていく

3.基準になる列を張る

4.順に張っていく

5.ウッドシールで隙間を埋める

6.完成

それでは、張っていきましょう。

これがどうなっていくのか?


1.玄関側から張っていくので、リフォーム框を既存の框と同じサイズに切ります

2.框とフローリングの段差をカンナで削って平らにします


3.リフォーム框をボンドとフロアビスで取り付けます(画像忘れ)

4.框側から基準になるフローリングを張っていきます
フローリングの裏面にボンドを塗り、さね側から45度くらいでビスを打ち込んでズレないように固定します。この作業の繰り返しです。
フローリングのカットは丸鋸があると早いです
5.一番端になるフローリングはサイズピッタリに切っても上手くはまらないことが多いので、2~3ミリほど余裕をもって切った方が良いかもしれません。多少隙間があいてもウッドシールで埋めてしまえば気にならないと思います。

6.隙間をウッドシールで埋めて完成
框も自然に仕上がりました。


今回、さね等の細かいところは画像の撮り忘れ等のため説明を省いてしまいましたが、ミリ単位の精度を求めなければ、フローリングの重ね張りはとても簡単です。
ハメづらい最後の列等も、ウッドシールで埋めれば大丈夫なので、イライラしながら微調整するよりも、余裕をもって切ったほうが良いです。

玄関と廊下は面倒くさいですが、張替えを1度経験してしまえば、お部屋の張替えなども出来るようになるので是非挑戦してみてくださいね!!

結果:DIY難易度:簡単(精度にこだわらなければ)

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