支援級と支援校の違いを知っていますか?
就学先に迷っている方のために、ざっくりと違いをまとめたので参考になれば幸いです。支援級:自分の事は大体できる
支援級は普通学校の中にある1クラス8人ほどの少人数の学級です。
大体は知的障がいを持つ子どものクラスと、情緒の発達障がいを持つ子供のクラスに分かれています。
専門の養護教諭が1~2名配置されており、それぞれの子どもの特性に合わせて学習を進めていきます。
普通学級よりも進み方はゆっくりですが、国語、算数、理科、社会、体育、しっかりと勉強をします。
日常生活の訓練もありますが、重点を置いているのは『勉強』なので基本的に排泄や食事の介助はありません。
検査を受けていなければわからないような軽度の障がいの子が多い気がしました。
支援級は
【自分の事は自分で出来るが、部分的なケア・フォローが必要】な児童が通う学級
支援学校:日常生活の介助が必要
特別支援学校は、障がいを持った児童が将来自立して生活できるようになるように、就労までを視野に入れた教育を行う学校です。
児童一人当たりに配属される教諭数は支援級よりも多く、着替えや排泄などの生活自立訓練、発語訓練など児童にとって必要な教育をしてもらうことができます。
児童一人当たりに配属される教諭数は支援級よりも多く、着替えや排泄などの生活自立訓練、発語訓練など児童にとって必要な教育をしてもらうことができます。
大雑把な言い方をすれば、【将来一人でバスに乗って仕事に行くことが出来るようになる事】を目標に学習を積み上げていきます。
支援学級に比べ重度の障がいを持っている児童が多いです
支援学校は
【日常的なケア・フォローが必要な児童が将来自立して生活ができるようになる為に通う学校】
支援級・支援学校のメリット:デメリット
支援級と支援校のメリットとデメリットを紹介します
支援級
メリット
地元の小学校に通うことが出来る
健常児と交流しやすい
デメリット
生徒に対して教諭の数が少ない(1~2名)
手のかかる児童のフォローに重点が置かれる
支援学校
メリット
生徒に対して教諭の数が少ない(1~2名)
手のかかる児童のフォローに重点が置かれる
支援学校
メリット
生徒に対して教諭の人数が多い
児童の支援の必要なレベルに応じて必要な指導がされる
将来の就労に向けて日常生活の基礎から学ぶことが出来る
児童の支援の必要なレベルに応じて必要な指導がされる
将来の就労に向けて日常生活の基礎から学ぶことが出来る
(例:1人で公共機関を利用して職場や学校に行くことが出来る)
デメリット
デメリット
健常児との交流が少なくなる
支援級と支援学校はどちらが良い?
これはわかりません。児童の能力(発達具合)、学校の支援級に対する力の入れ具合、家庭状況、家族構成、家庭がどこまでサポートできるか?など様々な要因が絡んでくるので、各家庭で決めるしかありません。
僕は子どもの自立にとって一番になる場所を選んだほうがいいと思いますが、どこが一番いいのかわかる人なんていないと思います。
なので、子どもが就学した際に、自分や家族の誰かが頑張りすぎる必要がない選択も視野に入れて良いと思います。
『私がもっと頑張れば...』
この考え方はやめたほうがいい。という事だけは言えます