エアコンを本格的に使う季節がやってきました。
しかし気になるのは、エアコン内部のカビや汚れ...
汚れたエアコンを使うのは心配!という声にお応えするべく、エアコンクリーニングの方法を紹介します。
これからエアコンクリーニングを始めてみたいというプロの方にも参考になると思います。
家庭でも簡単にできる!とは言いづらいですが、エアコンクリーニングの方法を解説していきますので参考になれば幸いです。
なぜエアコンクリーニングが必要なのか?
エアコン内部のカビや汚れを通過した空気は臭くて汚く、シックハウスや喘息を引き起こしてしまう可能性があるからですエアコンのどこを洗えばいいのか?
カビや汚れの溜まりやすい熱交換器とシロッコファンです。
熱交換器:
フィルターを外した時に見える銀色の板
シロッコファン:
吹き出し口の奥に見えるファンです
クリーニングに必要な道具
用意するもの
洗浄用高圧ポンプ
クリーニングカバー(オープン型、フルカバー型)
養生テープ(マスカー)
洗剤スプレー
ちょっと待って!ページを離れないでください!
最後まで読めば
エアコンクリーニングがの事がわかります!
それでは始めましょう!
エアコンをクリーニングしよう
今回クリーニングをするのは
一般的な壁掛け用エアコン
HITACHI 白くまくん です
注意:必ずエアコンの電源を切って作業をしてください
(ブレーカーを落とすか、電源プラグを抜くこと)
①エアコンを分解する
手順①
前面パネルを開け、
フィルター、前面パネルを外す。
手順②
本体のネジを外し、画像③のようにカバーを外す
手順③
熱交換器を完全に露出させる。
(組み立てに自信がない場合ドレンパンとシロッコファンは外さない事。
基本的には外さない事を推奨します)
画像③
②水が飛び散らないように養生をする
①基盤に水がかからないようにテープで包む
(基盤が濡れなければ、ほぼ壊れません)
②洗浄水が床にこぼれないようにクリーニングカバーをかける
(画像はオープン型を使用)
細かい仕様方法は各クリーニングカバーの説明書を読んでください
③洗剤をかけて汚れを浮かせる
熱交換器とシロッコファンに洗剤をかける
ついでに風向きを変えるルーバーにもかけましょう
(使用する洗剤は、中性の物や油汚れ用洗剤製。例:マジックリン)
カビを取りたいからと言って、塩素系の物やアルコールを使ってはいけません
異臭、脱色、火災などの原因になります。
④高圧ポンプで汚れと洗剤を流す
汚れと洗剤分が残らないように、たくさんの水(10㍑位)を使ってすすぎましょう。
この時、熱交換器を曲げないように垂直に水を打ち込んでください。
汚れやカビが取れきれない場合は、もう一度洗剤をかけポンプですすいでください。
高圧ポンプとたくさんの水を使う理由
ハンドスプレーで流す程度の量や圧では、
熱交換器の奥に汚れを押し込んだだけで汚れやカビを残してしまうからです。
流しきれなかった汚れが奥で詰まり、エアコンの故障やカビの発生の元になります。
乾燥させる
洗浄が終わったら、タオルで軽く水を拭き上げ、
28°~30℃設定の暖房で30分ほど運転し内部を乾燥させて終了です。
乾燥を待っている間に、先ほど外したカバーとフィルターをお風呂場などで洗うと効率が良いです。
本体カバーの裏側のカビや汚れも念入りに |
普通の壁掛けエアコンなら
1台で1時間~1時間半程で作業完了できると思います
熱交換器やシロッコファン、ドレンパンも分解して洗浄する業者さんもいらっしゃるようですが、そこまで出来る業者さんは少ないです
今回の作業内容が一般的なエアコンクリーニング方法ですので、これ以下の作業内容ではお客様からお金は頂けないかと思います。
相場としては
壁掛けエアコン(お掃除機能なし)
10,000~12,000円
壁掛けエアコン(お掃除機能付き)
15,000~応相談
これに台数割り引きを加味した金額が適正ではないでしょうか?
エアコンクリーニングに必要な資機材(業務用)
例:
①ポンプ:
リンク
②カバー
リンク
③洗剤
リンク
家庭で出来るエアコンクリーニング
ここからは
ご家庭でのエアコンクリーニングの方法を紹介します。
安全面を考えた場合
家庭で出来るクリーニング方法は少ないです。
①フィルター清掃
フィルターにホコリが詰まっているとエアコンの効きが悪くなったり、消費電力の増加につながります。
こまめに掃除機でホコリを吸ったりシャワーで洗い流してください。
※ブラシなどでゴシゴシこするとフィルターが破れてしまうことがあります。
②熱交換器
銀色の板にホコリが目立つ場合は掃除機で吸い取りましょう。
この位しかできることはありませんが、クリーニング業者に頼む期間を延ばすことは出来るので効果はあります。
絶対にやってはいけない事
上の作業でも説明したように故障や悪臭、火災になる危険性があるので次の事は絶対にやってはいけません。
①市販のエアコン洗浄スプレーを使う
エアコン洗浄スプレーでキレイになったように見えるのは表面部分だけです。
汚れを奥に隠しただけの状態なのでやってはいけません。
汚れに洗剤分が加わり悪臭も増えます。
ハッキリ言って奥でカビを育てているだけ
②塩素系洗剤やアルコールをかける
悪臭や火災の原因になるのでやめてください。
風呂のカビ取りとエアコンのカビ取りは意味が違います。
上記の事をするくらいなら何もやらないほうがマシです。
まとめ
エアコンクリーニングは意外と手間がかかるので脂やカビなどの大変な汚れはプロに頼んだほうが安心だと思います。
プロに頼むメリットは待っているだけで綺麗にしてくれる事と自分でクリーニングをして故障させてしまうリスクを負わなくていい事!
おすすめのエアコンクリーニング業者の選び方
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