ある日突然、普通から転落した

2020/04/30

エッセイ

t f B! P L

こんにちは!クレです。

皆さんは自分の日常を意識したことがありますか?

生活様式の多様化が進んでいる現代社会ではありますが、僕にとっての日常とは家庭を作り、仕事と子育てをする。
何の変哲もない平凡な毎日が普通でした

しかし長男が生まれ、[ダウン症候群]と診断された、その日に僕の日常は崩れ落ちました。

〚息子が障がいを持っている。〛
一瞬にして社会の少数派になったのです。

誰のせいでもない、自分の力では解決出来ない事柄によって、いともたやすく日常などと言うものは無くなるのです。

2020年4月(2021年8月パンデミック)
世界は中国武漢から発生した、『新型コロナウイルス』によって未曾有の大混乱です。緊急事態宣言が発令され、経済にも大打撃です。

会社はテレワーク、学校は休校、人々の生活は一変しました。

自分の力だけではどうする事も出来ない新型コロナウイルスによって世界中から『昨日まであった普通の生活』が無くなってしまったのです。
人々は先の見えない不安や行動制限などによる様々なストレスから、行政や社会への怒りを募らせています。

僕はその気持ちを息子が産まれた5年前に経験しています。
ダウン症児は気管支が弱く、風邪などでも簡単に肺炎になってしまうのでマスク、手洗いをしっかりして2~3歳くらいまでは、人ごみを避けるように言われます。

この事に対する
表面上の同情は得られても理解を得る事は難しい事でした。

これは障がいを持った人が『圧倒的少数派』圧倒的多数派の普通の人たちにとっては、たかが風邪インフルエンザくらいで怖がり過ぎ、死ぬわけがないという感覚だからです。

しかし今は違います。

新型コロナウイルスに感染したら健常な人でも重症化、最悪死亡します。
人々は人混みを避け、マスク、手洗いをし始めました。

圧倒的少数派だった僕らの普通に社会全体がやってきました。

政府や自治体の対策や休業補償・給付金10万円に対する不満も噴出しています。

いつまで続くのかわからない不安な状況で、10万円貰ったところでどうすればいいのか?
子どもの預け先も見つからないから仕事に行けない。

これも僕らは経験しています。

障がい児の症状にも依りますが、預けられる施設はまだまだ少なく、症状によって求められる医療的なケアの幅が大きいのでフルタイムで共働きをする事は難しいです。

障がいの等級によって給付される、特別児童扶養手当(通称:特児)と言うものがあるのですが、A等級約5万円B等級約3万円支給されます。
頂けることはありがたいですが、
月5万円でどうすればいいのか?
月5万円払うから病気を治してほしい
と思う人の方が多いのではないでしょうか?

新型コロナウイルスの影響で、社会的弱者になった普通の人たちが抱いている感情は、当時の僕の感情と共通していることが多いと思います。

突然降りかかった理不尽ともいえる先の見えない状況の中、自分の力だけでは到底解決できない事への焦り、不安、怒り、当時僕が抱いた負の感情をたくさんの人が感じていると思うと、正直一体感すら感じています。

新型コロナウイルスによって日常が激変した方も多いと思います。
しかし新型コロナいずれは収束し、それぞれが自分たちの日常に戻っていきます。

日常なんて変化して当たり前です。
昨日までの日常が無くなってしまったとしても、新しい日常を歩む事に意味を持たせて生きていけばいいじゃないか。

追記:2020/8月
新型コロナウイルスはさらに拡大しています。
緊急事態宣言発令中のオリンピック開催を機に、堰を切ったように外食、会食、旅行(帰省)をする人が増えた結果、全国で感染爆発中です。(25,000超)大都市から移動で地方に拡がっている様ですが、なぜ我慢ができないのか僕には理解が出来ません。

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